■悪魔のシャンテン押し
1シャンテン、、、「あと1牌で追いつくので、押してもいけそう」と思いがちですが、大体追いつく前にツモられたり、放銃したりして負けます。
親の場合は、まだ割と押せるのですが、子は正直厳しいのが現実です。
自分の1シャンテンの形が重要なので、以下の4つに分けて説明します。
①完全形
②良形×良形
③良形×愚形
④愚形×愚形
なお、印象論として「自分がリーチしているときに追っかけによく負ける」と言われることがありますが、天鳳のデータによると②良形×良形の状況でで約20%、④愚形×愚形の状況だと約10%程度しかアガリ率がないのが現実です。
■自分が親の時
自分が親の時であれば、良形テンパイが確定している①完全系や②良形×良形の場合は比較的押せます。
ただ、ど真ん中を押すのはやはり厳しく、危険度B(無筋23、片筋4)が限界になります。
良形テンパイが確定しないと、アガリ率が一気に落ちるため、親であっても無筋などを押してはいけません。
③良形×愚形の時は、危険度D(筋23、オタ風、一枚切れ翻牌)あたりが限界です。
④愚形×愚形のともなると、オリ気味に打つのが正解で、危険度E(筋1、一枚切れオタ風)程度なら押してもいいという状況になります。
①~④を応用して具体例を考えますと、
回し打ちは、危険牌を読みきってギリギリの打牌を打つ、のではなく、切ってはいけない牌を機械的に止めてたまたまテンパイするです。
■自分が子の時(相手子)
自分が子の時は、急に厳しくなり、基本的に1シャンテンから無筋2~8は切ってはいけません。
①完全形で、危険度C(無筋1、中筋5、字牌)が限界で、②良形×良形では危険度Dまでです。
愚形含みの可能性だともっと苦しくて、③良形×愚形の時は危険度E、④愚形×愚形で危険度F(2枚切れ字牌)と覚えましょう
自分が子なら、テンパイに対しては「無筋を押さず、字牌や筋をおってまわすが、まわす中で形がわるくなったら潔くオリる」と覚えておきましょう。
■自分が子の時(相手親)
子対子と同様に厳しい状況です。
①完全形と②良形×良形の時で、危険度Dまで、③良形×愚形と④愚形×愚形の時ならば、危険度Fまででほぼオリになります。
■押し引き表
相手リーチ:自分イーシャンテンの押し引き表を記載しました。
表に書かれてる牌までが、押すことができる牌です。
自分親 | 子対子 | 子対親 | |
①完全形 | 危険度B 無筋 片筋 字牌全て | 危険度C 無筋 中筋 字牌全て | 危険度D 筋牌 生牌 一枚切れ |
②良×良 | 危険度B 無筋 片筋 字牌全て | 危険度D 筋牌 生牌 一枚切れ | 危険度D 筋牌 生牌 一枚切れ |
③良×愚 | 危険度D 筋牌 生牌 一枚切れ | 危険度E 筋 一枚切れ | 危険度F 二枚切れ |
④愚×愚 | 危険度E 筋 一枚切れ | 危険度F 二枚切れ | 危険度F 二枚切れ |
コメント
いつも勉強させて頂いています。
1シャンテン時の押し引きで押せる牌の根拠はどういう所から来てますでしょうか?
もしそういうデータ等があったら知りたいです。
データとよべるものは、HPのリンクにもある「データで勝つ三人麻雀」の押し引き基準です。
ただ、三麻フリーのルールと押し引き基準はかなり異なる部分があるので、結局は経験則であることが大きいです
重要なのは、この打ち方で5,000半荘うって、この程度の成績を残せたという事実で
もしかすると、もっと最適な基準はあるかもしれません