フーロ判断


結論

・三麻はチーが無い分、鳴きが弱く、迷ったら鳴かないぐらいでいい
シャンテン数が進まない鳴き4面子候補が定まってないバラバラの手での鳴きはしない

■三麻の鳴きは弱い

三麻はチーがなく、有効牌を引く可能性も高いため、四麻と比較して鳴きが弱くなっています。

フリーで対戦相手を見ていても、鳴き過ぎの印象があります。また、天鳳でも、強者になるほどフーロ率が低いというデータもあります。

翻牌だからとりあえず鳴くではなく、手牌に応じたフーロ判断を説明します。


シャンテン数が進まない鳴き

1シャンテン以上での、シャンテン数が変わらない鳴きは基本的にしません。ツモ牌でダイレクトにテンパイする可能性が4麻と比べて高く、鳴かない方が良いケースが多いです。

例えば、以下のような手牌
一筒三筒赤五筒六筒七筒一索二索三索六索八索發發中

發を鳴くと、受け入れが2種8牌から6種20牌まで増えますが、鳴いてはいけません。

大田の感覚としては、連続系含みで、良形テンパイの受け入れが2倍以上になるような形でようやく鳴いてもいいぐらいです。

例を出すと、以下のような手牌で
一筒三筒赤五筒六筒七筒八筒一索二索三索六索七索發發

發を鳴くと、受け入れが4種16牌から8種27牌(良形テンパイが2種8牌から、6種22牌)まで増えますが、これで鳴くかどうか微妙な線だと思っております。

つまり、シャンテンからシャンテンの鳴きは、ほぼ鳴くべきでないです。(2シャンテン以上ならなおさらダメ)


■テンパイ時の待ちを良くする鳴き

こちらは、カンチャン(ペンチャン)がリャン面以上になる鳴きなら積極的に鳴くべきです。

例を出すと
一筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒三索三索三索發發

などです。鳴くことでノベタンや亜リャン面などに変化する形がほとんどです。

実際には、テンパイ時点でリーチをかけてるケースが多いため、すでに鳴いている手から2鳴きする状況が一番多いかと思います。


■バラバラの手で鳴かない

正直、このバラバラの手で鳴かないというのを「2つの意識」に加えるか迷ったぐらい重要です。

「翻牌だからとりあえず鳴いてみる」で、意外と手がまとまらず、負けていく人が多いのではないかと思っております。

さて、バラバラというと、打ち手個々の主観になってしまうため、明確な定義を書きます。

鳴いた後の残りの面子候補が、リャン面、リャンカン、トイツ+カンチャン(ペンチャン)未満の構成であること(雀頭が他にあることは前提)。

これが、鳴いてはいけない条件で、逆にこの条件をクリアしていれば鳴いていいです。

クリアしている例を出しますと
一筒一筒三筒六筒七筒一索三索赤五索八索八索發發中

このような形です。3面子候補のブロックをわけると一筒一筒三筒六筒七筒一索三索赤五索ですね。なんとなく、そろっていて鳴いてもいい感じの手牌に見えるのではないしょうか?

ここから1つでも条件をはずすと
一筒三筒六筒七筒一索三索赤五索八索八索九索發發中

で、ほぼ一緒なのですが、一筒三筒がネックになると九索がほぼ余剰牌になり、厳しい形になります。


■後づけ

先ほどの鳴く条件に、鳴いた後3トイツあることを加えます。鳴き後3トイツある状況であれば、鳴きが早い形になるのではと思います。

先ほどの手牌であれば
一筒一筒三筒六筒七筒一索三索赤五索八索八索發發中

ここから、例えば八索を泣いた場合、一筒一筒三筒の部分が弱くなります。

3トイツの条件を加えると
一筒一筒三筒六筒七筒三索赤五索赤五索八索八索發發中

で、後づけでも勝負になりそうな形に見えてきます。


■1鳴きテンパイ

全部鳴きます。テンパイとイーシャンテンの差は思った以上に大きいです。

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