オープンリーチ


結論

・オープンリーチをかけること自体が局収支をマイナスに作用させるため、点棒的な縛りがない限りオープンはしてはいけないものと覚える

■オープンリーチはほとんど損

オープンリーチを採用するフリー三麻は多いため、限定的戦術として載せることにしました。

オープンリーチのルールを、待ち牌を開示、宣言に2,000点、アガれば1ハンアップとすると、オープンリーチをかけることで局収支がほぼマイナスになります。

条件ごとに分けて記載しますが、点棒条件的に縛りがないときは、オープンリーチはかけない選択が一番賢いです。

■先制で待ちがいいとき

例えば3順目で3面チャンなど、早い順目で良形待ちの場合、ツモれる気がしてオープンリーチを積極的にかける人をたまに見かけます。

はっきりいいます。やめましょう。

三麻は、相手も早く、簡単にまわせて追いつかれます。オープンリーチは相手を楽にさせすぎです。

体感的にも、強者と思われる人で、先制オープンする人はほとんど見かけない印象です。

■3人めのオープンリーチ

3人目の追いかけリーチなので、待ちがバレても問題ない=オープンリーチと考えてオープンリーチする人は結構います。

ただ、よくよく考えてみると、オープンリーチ宣言量の+1,000点に割が合ってないことがわかります。

簡単に計算しましょう。

オープンリーチをかけて上がったことによる点数の上昇は、親なら約6,000点、子なら約4,000点です。(満貫から跳満 もしくは 跳満から倍満)

上記の点数は2ハンごとに上がるため、オープンリーチをかけたことによって点数が上がる確率は50%です。

そして、上がれる確率を全員同じかつ流局がないと仮定すると、33%になります。(ちなみに良形で3人目リーチのアガリ率が33%より少し上ぐらい)

なので、親で良形で追いかけたとしても、オープンリーチの期待値は、6,000点×50%×33%=1,000点となり、ようやくトントンという衝撃の事実がわかります。

なので、子で3人目のオープンは確実に損で、親で待ちが良くてトントン、順目が遅くて流局の可能性があると更に損、ということがわかります。

■オープンリーチに戦うべきか

とはいえ、先制3面チャンとかでオープンする人はいます。

それに追いついたとき、アタリ牌を掴むのがいやだからという理由でダマにする人がいますが、良形で追いついたら迷わず追いかけてください。もちろんオープンをかけずに。

愚形でも、約なしの親なら大田の感覚では追いかけています。子は微妙かと思ってるところです。

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